- 酒のこぼれ話
ウイスキーとブランデーについて
北海道でも作られているウイスキーやブランデー。
今回は、あの美しい琥珀色のお酒たちについてです。
ウイスキーとブランデーの見た目はよく似ていますが、中身はまったく違います。
違いその① 「原材料」
ウイスキー:穀物(大麦・小麦・ライ麦・とうもろこし)
ブランデー:果物(ブドウ・りんご・さくらんぼ など)
ウイスキーからはスモーキーで芳醇な香り、ブランデーからはフルーティーな香りがするのは原材料の違いからだ合ったのですね。
違いその➁「製法」
どちらも「蒸留酒」なので、原料を発酵させて醸造酒をさらに蒸留して作ります。
ただ、原材料が違うため製法が違ってきます。
ウイスキー:原料である穀物を酵素で糖化し、発酵させた醸造酒を蒸溜する。
ブランデー:原料である果物を発酵させた果実酒を蒸溜する。(果物に糖が十分含まれるため糖化させる必要がない)
ということは・・・
穀物→ビール→ウイスキー
果物→ワイン→ブランデー
簡単に言うとこういうことなんですね。(厳密に言うと熟成方法や産地など細かな違いはあります)
〈番外編〉
ウイスキーの種類
バーボン:アメリカのケンタッキー州で採れたトウモロコシのみを使用し製造されたもの
スコッチ:大麦麦芽のみを使用し、イギリスのスコットランド地方の蒸溜所でつくられたもの
※ちなみに英語だと、スコッチは「Whisky」、バーボンは「Whiskey」と表示されているようです。
日本はスコッチの流れを汲んでいるため「Whisky」なのだとか。
ブランデーの種類
コニャック:フランスのコニャック市周辺で製造され規定をクリアしたもの
歴史ある2つの蒸留酒をほんの少しだけ、掘り下げてみました。