- 酒のこぼれ話
お酒を飲む人は「上戸」飲めない人は「下戸」。なんで??
お酒をたらふく飲む人のことを「上戸(じょうご)」と言い、飲めない人のことを「下戸(げこ)」と言いますがなぜだか知ってますか?
これには諸説あるようですが…約1300年前の「大宝律令」という法律の中に、「上戸」「下戸」という言葉が出ているようでこれがもとではないかという説。(奈良時代から平安時代のあたりです)
この法律では、各家庭の青年男子の人数や資産・財産によって階級が決められていたようで、
・大戸
・上戸
・中戸
・下戸
と4つに分かれていました。
婚礼の際に、この階級ごとに飲めるお酒の量が上戸の家は8瓶、下戸の家は2瓶決められていたようです。(え!ひどい!)
この階級を表す言葉がいつしか「飲める」「飲めない」の個人を示す言葉に変わったと言われています。
他にも酒飲みを表す言葉が「左党(さとう)」「うわばみ」「ザル」「ワク」などたくさんあるので、ご紹介します。
・左党(さとう)=大工さんがノミを持つ手が左手なので、「ノミ=飲み」から酒飲みのことを「左利き」と呼ぶようになり派生したようです。(ダジャレかよ)
・うわばみ=うわばみ(大きなヘビ)は獲物を丸呑みしてしまうので、どんなお酒でもガブガブと飲みほしても平気。(ただの大酒飲み)
・ザル=水が抜けていき「底がない」。とどまることを知らない。(ミスチルか)
・ワク=そもそも引っ掛かりがどこにもない。ザルを超えた大酒飲み。(こわっ!)
皆さんおわかりですか?「ワク」最強。