- 酒のアテの話
What is「お通し」??
日本の食習慣のひとつに「お通し」がありますが、これってなに??
日本の「お通し」の食文化について調べてみました。
「お通し」は1杯目のお酒を注文すると提供される小さな一品料理。
注文した料理が出てくるまでのつなぎとして出される簡単な料理のことです。
お会計の際には、お通し代として請求をされるので、特に外国人にはわかりにくく戸惑うかもしれませんね。
はじまりは戦前の1930年代ころからだそうです。
日本ではお客さんを席にご案内することを「お通しする」と言うため、そこから「お通し」という呼び名が生まれたのだとか。また、「お通し」がテーブルに置かれていると既にご注文をいただいていることを意味する店員同士の目印にもなっていたようです。
昔のお店にはお品書きはなく、その日に仕入れた食材で料理を提供していたため「うちはこういうお店ですよ」という意味を込めて、はじめに自慢料理を出すことが多かったのだとか。その名残があり、今も「お通し」はメニューや価格表記がないようですよ。
確かに「お通し」が美味しいお店は、その後の料理もものすごく期待してしまいますよね!
そして、先に出てくるお酒のみを胃に入れるより、少し食べ物を入れた方が良いという身体へのいたわり&気配り。そうです。これは日本らしい「おもてなし」の心から生まれたもの。
とはいえ、頼んでいないものの料金をお会計時に請求するため、とまどう外国の方には「席料として」などの説明が必要かもしれませんね・・・
では、今日も「お通し」が美味しいお店へ行ってきます!!